国会をみよう

国会をみよう 国会をみよう
国会パブリックビューイングの試み
著者:上西充子

■判型/総ページ数:四六判ソフトカバー/240ページ
■定価:本体1600円+税
■ISBNコード:978-4-420-31087-1
■発売年月日:2020年02月26日

街頭に国会審議映像を持ちこんでスクリーンに映しだし、その横で自らマイクを握り、ライブ解説を加え、国会で起きていることを人々に知らせる。これが「国会パブリックビューイング」である。2019年6月15日に生まれた、政党や労働団体と組まない独自の活動だ。
「国会をみよう。そして考えよう」と主宰する上西充子教授は呼びかける。本書はそのようにして誕生した「国会パブリックビューイング」という、小さいが新しいメディアによる1年間の活動記録である。

【帯コメント】
こんな伝えかたがあったのか! 市民メディアの知恵とスキルが痛快。
永井愛さん(劇作家・演出家)
政府が逃げるなら。メディアが報じないなら。私たちがストリートから民主主義を作り直す――。
荻上チキさん(ジャーナリスト)

●本文
国会パブリックビューイングの街頭上映は、夕方から始まる。スクリーンを組み立ててプロジェクターから映像を映し出すので、あたりが暗くないと映像が見えにくいからだ。(中略)
活動を始めたきっかけは、マスメディアや既存の市民運動・労働運動の力だけでは、いま国会で起きている問題について、広く市民に共有されていないと感じたからだ。このままでは、さらに状況が悪化するという危機感があった。自分の思うように街頭行動をやってみると、反応が返ってくる面白さがあった。自分たちで街頭行動をおこなう経験を通して、自分たちが主権者であり、政治を変える主体なのだという自覚も芽生えてきた。
従来の市民運動・労働運動に便乗するかたちで新しい要素を付け加えるのではなく、自分たちで独自に団体を作って、自分たちが考えるスタイルで街頭行動を実施してきたからこそ、従来の街頭行動には足をとめなかった人が足をとめてくれていると感じる。また、自分たちでやってみるという行動を私たちが示しているからこそ、自分もなにかやってみようと動く人たちが、各地で生まれてきていると感じる。
──「はじめに」より

●目次
 はじめに
第一章 国会で起きていること
第二章 活動の立ちあげと展開
第三章 映像がもたらしたもの
第四章 進行中の国会審議を取りあげる
第五章 野党議員による質疑の役割
第六章 路上という公共の政治空間
第七章 臨機応変な番外編
第八章 小さなメディアが開いた可能性
 あとがき
 註
 国会をみるための参考資料
 国会パブリックビューイングの主な活動記録

●著者略歴
上西充子(うえにし みつこ)
1965年奈良県生まれ。東京大学教育学部卒業後、同経済学部に学士編入して卒業。同大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得満期退学。
日本労働研究機構(現在の労働政策研究・研修機構)の研究員を経て、現在は法政大学キャリアデザイン学部教授、同大学院キャリアデザイン学研究科教授。専門は労働問題。
2018年6月より、「国会パブリックビューイング」の代表として、国会の可視化に向けて取り組んでいる。2018年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれた「ご飯論法」の受賞者のひとり。2019年、日隅一雄・情報流通促進賞の奨励賞を受賞。
著書に『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(共著、旬報社)、『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)など。

●ご紹介いただいた記事など
日刊ベリタ 2020年3月6日「みる・よむ・きく」
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202003061617295
デモクラシータイムス「新型ウィルス総動員体制 3.11と五輪+国会パブリックビューイング」 2020年3月6日https://www.youtube.com/watch?v=v9--E9dQxCQ
とことん共産党「赤旗日曜版はどうして『桜を見る会』をスクープできたのか」2020年3月18日
https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=PXZxi7aehgo
PRESIDENT Online「『安倍やめろ!』に違和感をもった大学教授がひっそりと続けていること」2020年3月23日
https://president.jp/articles/-/33769
「なぜ政府の新型コロナ対策は『信用できない』と感じられるのか」2020年3月24日
https://president.jp/articles/-/33774
国会パブリックビューイング『国会をみよう 国会パブリックビューイングの試み』出版記念ライブトーク 2020年3月25日
https://www.youtube.com/watch?v=flVyxr7W2Uk
しんぶん赤旗 「ひと」欄に、国会パブリックビューイング事務局長の真壁隆さんが紹介。2020年3月31日

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