1945 最後の秘密

1945 最後の秘密

紙版

著者:三浦英之

定価:2,200円(税込)

発売日:2025年6月26日

人は戦時下で、どう生きようとしたのか――。戦後80年の沈黙を破り、ルポライターに託された衝撃の「真実」。

「ヘルダイバーズ」と呼ばれた真珠湾攻撃隊の青春。
アフリカを攻撃した「特殊潜航艇」日本兵の最期。
「空母赤城」整備兵が語るミッドウェイ海戦とその後。
101歳の元満州国官僚が死の直前に綴った最後の「極秘計画」。
回天が配備された八丈島の疎開船「東光丸」の悲劇。
原爆に奪われた「元タカラジェンヌ」園井恵子の希望。
国家に背いて全市民の「原爆疎開」を決断した新潟県知事の覚悟。

「あの戦争」と「いま」をつなぐ7つの物語。

●目次
第一章  真珠湾の空
第二章  アフリカを攻撃した日本人
第三章  ミッドウェイの記憶
第四章  一〇一歳からの手紙
     I 満州事変の夜
     II 傀儡国家の風景
     III 建国大学の友情
     IV 満州国総務庁の心臓部
     V 最後の秘密
第五章  東光丸の悲劇
第六章  園井恵子の青春
第七章  原爆疎開
あとがき 「光源」が失われたとき、私たちは何を語れるか

●著者プロフィール
三浦英之(みうら・ひでゆき)
1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者、ルポライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で第13回開高健ノンフィクション賞、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁氏との共著)で第18回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で第25回小学館ノンフィクション大賞、『帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年』で2021年LINEジャーナリズム賞、『太陽の子 日本がアフリカに置き去りにした秘密』で第22回新潮ドキュメント賞・第10回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞。

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